配偶者ビザから永住権を取得するためのポイント



 

配偶者ビザから永住権を取得するためのポイント


 

はじめに


配偶者ビザを取得した後、永住権を申請する場合、通常の外国人より要件が緩和されます。ここでは、配偶者ビザから永住権を取得するための条件とポイントを詳しく説明します。

 

永住権取得の条件

 

     

  • 実体を伴った婚姻生活が3年以上継続していること
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  • 引き続き1年以上日本に滞在していること
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  • 配偶者ビザの在留期間が最長(現在は3年以上)であること
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婚姻の実態とは?


配偶者ビザ申請時と同様、婚姻の実態があることが求められます。単身赴任など合理的な理由による別居は問題ありませんが、実体のない婚姻は認められません。

 

収入と生活基盤の要件


永住権申請では、世帯として安定した収入があることが重要です。具体的な収入基準は明確に定められていませんが、世帯年収で300万円以上(扶養1人あたり+20万円)が目安です。

 

収入の考え方

 

     

  • 配偶者が扶養に入っている場合 → 日本人配偶者の年収が重要
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  • 共働きの場合 → 世帯収入全体が考慮される
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  • 専業主婦(主夫) → 日本人配偶者の収入が基準
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公的義務の適正な履行


永住権申請前の直近3年間に、年金・税金・健康保険の支払いに遅延や未納がないことが求められます。給与天引きの会社員であれば問題ありませんが、個人事業主は特に注意が必要です。

 

未納や支払い遅延がある場合


申請前の3年間に支払いの実績がない場合、不許可になる可能性が高いため、適正な履行が必要です。

 

申請の流れと注意点

 

     

  • 配偶者ビザの最長在留期間(現在は3年以上)を取得
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  • 世帯として安定した収入を維持
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  • 公的義務(税金・年金・健康保険)を適正に履行
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  • 犯罪歴や健康上の問題がないことを確認
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まとめ


配偶者ビザから永住権を取得するには、婚姻生活の継続性、収入の安定、公的義務の履行が重要なポイントです。申請前にすべての要件を確認し、適切な準備を行いましょう。