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帰化申請の面接ガイド
帰化許可申請後、担当官との面接は合否を左右する大切なステップです。ここでは面接までの流れ、質問内容、当日のポイントをわかりやすく解説します。
1. 帰化申請時の面接について
帰化申請書類の受理から約2~4ヶ月後、法務局担当官から面接の連絡があります。面接は原則平日の午後、申請人一人ひとりに割り当てられ、所要時間は約60分前後です。
2. 面接日程の調整
面接日は申請人の都合を考慮して設定されます。電話やメールで候補日を提示されるため、無理のない日程を複数挙げて調整しましょう。急な変更も相談可能ですが、できる限り確定日時を厳守してください。
3. 面接の主な質問内容
面接では提出書類の裏付けとして、以下のような項目が確認されます。
- 出生から現在までの経歴や居住履歴
- 家族構成と帰化に対する家族の理解
- 職歴や現在の勤務先・仕事内容
- 住居形態(賃貸/持ち家・間取り・家賃等)
- 運転の有無や母国への帰省頻度
- 本国書類の収集方法
- 交友関係や地域活動、過去の法令違反の有無
4. 質問例
- 「帰化を決めた理由は?」
- 「ご家族は帰化に賛成していますか?」
- 「前職から現在の転職理由を教えてください」
- 「現在のお住まいの間取りや家賃はいくらですか?」
- 「本国の書類はどのように取得しましたか?」
- 「これまでに交通違反や犯罪歴はありますか?」
- 「日本語で困ることはありますか?」
5. 当日の注意点
- 清潔感のある服装で来庁(スーツやオフィスカジュアル推奨)。
- 書類はコピーも含め整理し、すぐ取り出せる状態に。
- 質問には正直かつ簡潔に回答し、わからないことは「わかりません」と伝える。
- 反省や改善の姿勢が求められる場面では、素直に自分の考えを述べる。
- 面接後に追加資料や再確認の依頼がくることがあるので、協力する意志を示す。
6. 面接後のフォローアップ
面接終了後、担当官が追加書類や質問事項を提示する場合があります。速やかに準備・提出し、スムーズに次の審査段階へ進めるよう対応しましょう。
面接は帰化許可への最終確認。条件と書類が整っていれば、日常生活と変わらない自然体で臨むことが成功の鍵です。