帰化申請中の転職について


帰化申請が受理されてから結果が出るまで約1年。審査期間中に転職しても手続き自体は可能ですが、追加の報告・書類提出が必要になり、審査が長引くリスクがあります。



1. 帰化申請中に転職はできる?

帰化申請中でも転職自体は禁止されていません。ただし「在勤状況」「収入の安定性」「住居要件」を再評価されるため、可能なら審査完了まで転職を控えたほうが無難です。



2. 転職した場合の対応

転職したら速やかに法務局担当官へ報告し、以下の追加書類をそろえて提出しましょう。報告・追加提出が遅れると審査が停滞する原因になります。



2.1 転職時に必要な追加書類



  • 転職先の在勤及び給与明細書(新様式)

  • 転職先の給与明細コピー(社会保険・住民税が天引きされているか確認)

  • 転職先付近の略図(住所・電話・上司氏名などを記入)

これらは新たに審査される「生計要件」「素行要件」の裏付け資料です。早めに準備して担当官の指示に従ってください。



2.2 転職以外の変更があった場合



  • 無職になった:同居家族の収入で生計要件が維持できるか確認。

  • 個人事業主・会社経営者になる:申請中は確定申告・決算実績がそろわず再申請に回される可能性。

いずれの場合も、変更があったら必ず担当官へ連絡し、必要書類を追加提出してください。



3. まとめ



  • 転職は可能だが、申請中は「安定継続性」「報告義務」を重視される。

  • 転職後は必ず法務局へ連絡し、在勤明細や略図など追加書類を提出する。

  • 可能なら審査完了まで転職を控え、結果が出てから新天地でのスタートを検討するのが安心。