質問書「結婚に至った経緯」の書き方ガイド|配偶者ビザ申請ポイント



目次




この項目が審査で重視される理由


質問書の2枚目「結婚に至った経緯」は配偶者ビザ審査で最も重要な審査ポイントです。
出入国在留管理局は経緯の詳細から「偽装結婚ではないか」「実態ある婚姻か」を判断します。



書き方の基本構成と時系列区分


経緯は「時系列+客観的事実+感情の変化」を踏まえて書きます。
次の4つの段階ごとに整理するのが効果的です。



  • ① 出会い─日時・場所・きっかけ

  • ② 交際開始まで─連絡頻度・デート内容・告白方法

  • ③ プロポーズまで─決意の理由・言葉・場所

  • ④ 両親報告─時期・方法・両親の反応



① 初めて出会ったときの状況


・出会った年月日、国・都市、具体的な場所を記載
・紹介者がいれば、その人物と関係・紹介の経緯を詳述
・初対面の第一印象(表情・言葉遣いなど)を添える
・連絡先交換のタイミングや方法を明記



② 交際開始までの経緯


・初めて二人で会った日付と場所
・メール/LINEの頻度や内容概要
・最初のデート先やデートのエピソード
・交際を申し込んだ日・言葉・場所・どちらから告白したか
・告白メールやスクリーンショットを別紙で添付



③ 付き合いからプロポーズまで


・交際中の旅行・イベントでの思い出と撮影写真
・結婚を意識したきっかけや会話のやり取り
・プロポーズをした年月日・場所・言葉の内容
・相手の反応と自分の感情の変化



④ 両親への報告と反応


・両親に結婚を伝えた時期・場所・伝え方(電話/訪問など)
・両親の第一声や反応の概要
・義理の両親と撮影した集合写真を別紙で添付
・報告後の家族イベント(食事会など)も記載すると信頼性アップ



適切な文字数と分量の目安


原稿用紙5枚程度(約2,000字前後)が標準です。
最低1,000字は確保し、細部を省略せず自然な流れで時系列を追いましょう。
簡潔すぎる記載は「実態不明」とみなされるリスクがあります。



まとめ


質問書「結婚に至った経緯」は配偶者ビザ審査の要。
4つのフェーズを時系列で整理し、数字・場所・感情を具体的に記載してください。
別紙に写真や通信履歴を添えて、偽装ではない実態ある婚姻をしっかり立証しましょう。